「負けるが勝ち」って言葉の意味を、この年になってやっと理解できた話を今日はしてみる。
目次
子供ができた
俺の全細胞をくすぐられているような感覚がするほどに思う
「かわいい」と。
なにあの生物。
びっくりするほどなんにもできない生物。
「そうしよう」と思ってなくても、口の近くにあるものをちゅうちゅう吸っちゃう生物。
腹減ったら?
泣く。
暑かったら?
泣く。
眠かったら?
泣く。
さみしかったら?
泣く。
なんだその一本勝負の表現方法は。田中邦衛かよ。
しかもさ、あの生物って歯磨かないんだよ。
歯がないから。
爆笑だよほんと。
まあなんにせよ、自分よりも大事に思う存在ができたわけですよ。
乱暴な運転をする車を見た
で、ここで少し脱線するんですが、俺は車がないとお話にならない場所に住んでるんです。
で、ここ近年よく聞く「あおり運転問題」ってあるじゃないですか。
もれなく俺も遭遇したことあるんです。車乗ってて遭遇したことない人いないんじゃないかな。
で、奥さんが出産を終えて実家から戻ってきた二日後に運転していたら、現れたんです。あおり運転男が。
あおられたのは俺じゃなかったんですけどね。
転生してしまえばいいのに
車を運転してる人なら誰でも一度は考えたことあると思うんです。
「もし自分があおり運転されたらどうしよう」と。
とくにニュースになるほどのあおり運転をする奴は、車降りてきて肉弾戦に持ち込もうとまでするじゃないですか。お前はやる気満々だけど、そう思ってんのお前だけだぞ?
車降りた瞬間にこういう奴こそ異世界に転生すればいいのに。で、転生した瞬間にトロールにこん棒でどつかれて残骸をスライムに食べられればいいのに。
ほんとおっかねーよね。
で、いつも通り想像したわけですよ。
「あいつが車無理やり止めて降りてきて絡まれたらどうしよう」と。
いつも俺はケンシロウだった
男子なら思春期以降、誰でもトラブルになって肉弾戦になった時の想像ってするんですよね。あくまで想像だから自分が超強くって、めっちゃかっこいいの。
好きな子が絡まれてたら光の速さでよけまくっていい角度の右フック決める想像したり、ある日突然数学の授業中にゾンビが入ってきてなぜか自分と好きな子だけが生き残ってお姫様抱っこしながら走って逃げて3階から飛び降りて無事だったり。んなわけない系な想像ばかりするんです。
でも現実問題そうはいかないんです。あおり運転野郎に絡まれたらやっぱりほぼ確実に負けますよ。武器持ってるやつもいるし、そもそもやる気満々の奴には喧嘩ってやっぱり勝てません。
子供ができて本当にリアルな想像をした
あおり運転野郎に絡まれたらどうするか?というのを子供ができてそれまでの想像はあくまで想像で、むしろ願望交じりの妄想だったってことに気づいたんです。
そして本当にリアルに想像しました。
「あの車が自分のところにきてあおられたらどうしよう」と。
そこで出た答えが逆ケンシロウ的な答えだったんです。
絶対に無事に帰らなくてはいけない
一番に出た答えが
「負けでいいから、とにかく怪我なく無事に奥さんと子供のもとに帰らなくてはいかん」
でした。
いい角度の右フックなんて1ミリも出なかったわ。馬鹿じゃねーの。
でも実はコレが俺にとっては結構な発見であり、驚きでありました。
本当に勝たなきゃいけない勝負にだけは負けないために
「妻と子供のもとに無事に帰れるか勝負」には絶対に勝たなきゃいけない。
だって俺が死んだらあの二人が死ぬから。
そのためには負けても勝ってもどっちでもいいような勝負には負けていい。というかそれに負けることで絶対に勝たなきゃいけない勝負に勝てるなら、負けでいい。
こう思ったわけです。
負けるが勝ち
子供のころから「負けるが勝ち」って言葉の意味が全く分かりませんでした。
屁理屈勝負の口げんかの材料でしかないと思ってました。
「負けるが勝ちだからほんとは俺の勝ちだしーーー!」とか。ばかじゃねーの。
でも今になってこの「負けるが勝ち」の意味がやっと分かりました。こういうことだったのかと。
だとしたらちょっとかっこいいかもとも思いました。大事の前の小事というか。
まとめ
- 全ての勝負に勝つことが強いって事ではない
- 本当に勝たなきゃいけない勝負はどれなのかを見極めることが大事
- そしてその勝負には絶対に勝つこと
こんな真面目系記事とおふざけ系記事を不定期で書いてます。
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