どうも。こんにちは。風邪で鼻をかみすぎて、鼻の穴周辺の皮膚が韓国のりみたいになっている男、たつみそうきち
です。
突然ですが今日の記事で俺が言いたいことはこれです
下の人間が上の人間の指示に従うのが常識だという考えは、甘えだってことをいい加減に自覚しろ
たまに行く居酒屋の店長に「たつみさんは話が長めだ」と言われて俺の湯葉のように柔らかなハートが傷ついたので、今日の記事では最も言いたいことを一番最初に言ったらどうなるだろうと思ったのでやってみました
目次
本題に入る前に
先に言っておくと、俺は上の人間のいう事はまずは聞いたほうがいいと思ってますし尊重すべきだと思っています。それから自分の頭で判断して受け入れるなり、違う考えを推すなりすればいいと思います。今回は「上の人間のいう事は聞いて当然、常識だ。」という考えに対する記事です。
なぜ上の人間のいう事は聞くもんなの?
皆さんは以下のセリフを言われたことがありますか?
上の人間のいう事は聞くもんだ
俺はたくさん言われてきました。言われたことがないという人はいないと思います。逆に言う側だったこともあるでしょう。では質問なんですが、なんで人はこんなことを言うんだと思いますか?
- 「昔からそうなってるから」
- 「いう事を聞かないと怒られるから」
- 「上の人が自分の評価を決めるので出世のことを考えると言うこと聞いておいたほうがいいから」
- 「上の人のほうがいろいろ知ってるから」
- 「まめしばがそう言ってたから」
人それぞれに答えがあると思います。
結局は「逆らうな」って言ってない?
でもここで俺は言いたいです。「上の人間のいう事は聞くもんだ」という言葉の中に「何も考えるな。逆らうな。俺のいう事だけ聞いてろ。」っていうエキス、本当に1%も入ってないですか?ってね。俺は「上の人間のいう事は聞くもんだ」と当然のように言う人を見ると「なんて人を人とも思わない言動なんだ。このタララリランのスチャラカチャが。」と思うわけです。反対意見は自分の考えや意思があるから出るモノだと思います。なのにそれを封じるように「いうこと聞け」って言うのは、それって「思考停止でいろ」「いう事だけを聞いてろ」「操り人形でいろ」っていうただの思考停止の強要だよね?
鎌倉時代の御恩と奉公が始まりじゃないか?
突然ですが、日本史の授業を思い出してください。鎌倉時代の授業だったと思います。
御恩と奉公
武家社会において主君が臣下に対し与える恩恵・保護と,家臣の主君への奉仕・忠節義務を負った封建的な主従関係をいう。鎌倉殿(将軍)と御家人間の公的な主従関係の場合,鎌倉殿の御恩は守護・地頭職の補任,相伝私領の確認(本領安堵),所領相論で領家非法よりの保護などで,御家人の奉公は戦時の軍役,平時の京都大番役・鎌倉大番役や警護役,将軍御所修造役などの経済的負担などであった。
→関連項目安堵|鎌倉幕府|奉公人引用:百科事典マイペディア
ざっくり言うと「法律とかで守ってあげる、その見返りとして尽くしてね」っていうことですね。つまりいい意味でのお互いさまの関係が成り立ってたわけです。いわゆるwin-winってやつですね。
上下関係はあくまで側面的な部分だと思う
上記の例で言うとそこに上下関係は確実に存在するけど、あくまで側面的な部分だと思います。その証拠にこの封建制度は、大陸からフビライハンが襲来して(元寇という)御家人である鎌倉武士が追っ払った時に、敵が外国から来たので幕府側が御家人に分け与える土地がなくて崩壊していきます。つまり「敵を追っ払うという奉公をしたのに見返りがない!」ということですね。本当に上下関係が最優先なら「見返りがなくても奉公しろ!」になるはずです。でも違ったわけです。当り前ですね。
「上の人間のいう事は聞くもんだ」が生まれた理由
上の人間のいう事を聞いたほうがいいのは、年齢や体力や技術、知識量などたくさんの部分で経験値として上の人のほうが能力がある、モノを知っている、慣れているということだと思います。もちろん全てにおいてではなく、あくまで「平均的に見て」です。「上の人間のいう事は聞くもんだ」じゃなく、「一応長く生きてるからお前が経験してないことも経験してることが総じてあると思う。だから判断材料として聞いておくのは、損はしないぞ」っていう意味だと思うわけです。あくまで生きるための有効な知恵だったんじゃないでしょうか?
人の上に立つ人は間違えてはいけない
俺が今日の記事で言いたかったのは、上の人に逆らおうという事ではありません。上の人を倒そうという事でもありません。ただ部下が素直にいう事を聞かなかったとき、その原因を、「忠誠心にかける」とか「素直じゃない」とか「反抗的」とか、簡単に決めて終わりにしてたら、あまりにもなまけ過ぎではないか?という事です。下の人間が上の人間のいう事を聞くのが本当に常識で当り前で当然なら、どこの世界でも下剋上なんて起きないはずです。
全ての人間は上下関係以上の関係性がもう一つあると思う
上下関係の存在にしがみつくのはその方が楽だからという面がないでしょうか?部下はあくまで部下という役割を持ったパートナーです。奴隷ではないです。もめごとの原因を決めつけにしてしまうのは「思考停止」ってやつではないかと。「逆らうな」という思考停止の強要をする上に、その原因まで思考停止では目も当てられません。同じように、年下の人、経験が下の人、知識がまだまだの人も上の人から見れば「下」という人たちにも尊重する部分があります。未熟、未経験だからこそ見えるものもあったりします。上下関係を一番に考えてしまうと、得られるはずだった発見を遠ざけてしまう気がします。上下関係は大事です。でもそれだけに囚われるのはあまりにももったいないと思うのです。